婚約破棄をしたけれど「それでも子どもが欲しい」理由

【おおしまりえの目指せ!デキたら婚】

恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。

「結婚には興味がないけれど子どもが欲しい」

そんな漠然とした気持ちから、パートナーの仏くんと独身のうちから妊活と結婚について考え始めるこの連載。結局、仏くんとお別れというちょっとバッドエンドな展開で終わりを迎えたわけですが、落ち着いた今、改めて自分に問いかけます。

「それでも子どもが欲しいのかい?」と。

◆それでも子どもが欲しい理由

過去に離婚経験もあり「結婚なんてコリゴリだ……」という理由から、当時恋人だった仏くんに「結婚よりも子どもを作りませんか?」と提案したのが約2年半前。

そこから自分の体調と向き合い、生活を見直し、そして結婚や共同生活への苦手意識と向き合い、実際タイミングを合わせて妊活もしてみました。

結果として、「結婚してもいいかも…」と思ったものの上手くはいかなかったわけですが、不思議と今は「それでもやっぱり子どもは欲しい」という気持ちに落ち着いています。

「誰の子でもいいのか?」と言われてしまいそうですが、そうではありません。最初は漠然と「子どもが欲しい」と思っていただけでしたが、今では2つの理由をあげることができます。

1つ目は母性というものへの好奇心。2つ目は好きな人への好奇心。

子育てはめちゃくちゃ大変だと聞くものの、やはりどんなものか体験してみたい。この想いは、2年半の間に関心が薄れた時期もありましたが、いまだ健在です。もちろん、この気持ちは浮ついたものではありません。そういった意味での「母性への好奇心」です。

そして自分でもやっと腑に落ちたのが、「好きな人への好奇心」という理由です。

「好きな人の子どもが欲しい」なんて言い方をすれば簡単かもしれません。正直この感覚が理解半分のまま、妊活について考え続ける日々でした。

でも今は、パートナーと一緒の時間を過ごし、言葉や経験を分かち合い、受け止めあったとき、それがとても楽しく「色んなモノをもっと共有したい」と純粋に欲するようになる。そしてその欲求の先には、自分と相手の子どもが欲しい、一緒に育ててみたいという気持ちが芽生える。そんな、人によっては当たり前だと思う気づきがありました。

誰がどんな気持ちで子どもを欲しいと思うか、それは自由です。今の私の動機は2つ。だからこの動機を満たせる人と、やっぱり子どもが欲しい!というのが、2年半かけて出した答えです。

◆それでも結婚に興味はないのか?

そして同時に考えるのは、連載当時から言っていた「結婚に興味はないけど」の部分です。

正直、今でも結婚という制度にこだわってはいません。ただそれは「子どもがいたら一人暮らしのままでもいい!」という意味ではないし、当初のような「結婚って面倒じゃん!」というネガティブなものでもありません。

好きな人と生活や時間、経験を共にしたい気持ちは普通にある。しかし、その関係性が事実婚か法律婚かという部分は、柔軟に考えるという感じです。四角いアタマがちょっとだけ丸くなりました(笑)。

ただ、柔軟に考えられるようになった結果、最近は、相手を支えるという視点でみると、婚姻制度は便利なものだという気持ちも芽生えています。

そして、婚約の際にもめた「名字を変えること」について。

名字を変えることに抵抗があった私は、仏くんに婿養子に入ってもらう話をしていました。しかしいざ結婚が現実味を帯びてくると、「(名字を変えたくないは)ワガママ」と一喝されたのです。

もしもあの時に「色々考えて悩んで、大変だったね」という風に言ってもらえたなら、ちょっと違ったかもしれません。相手任せの勝手な妄想ですが、法律婚や名字を変える抵抗感の半分以上は、“自分の中の女性性”への苦しみだったのかもしれない。今では「一緒に面倒や苦しみを共有してくれる人なら、話し合って考えられる」程度には固執することがなくなりました。

◆2年半、結婚と子どもについて考え変わったこと

そんなわけで、本連載は今回をもって終了します。

2年半も悩んだものの、予定していた成果を上げられなかった点は反省しかないのですが、自分に「2年半でどんな学びがありましたか?」と問うと、本当にたくさんの気づきと知識の蓄積、行動の変化があり、全く後悔はありません。

具体的な行動の変化をあげるなら

・医療保険に入った

・漢方を飲み始めて生理が規則的になった

・家計簿をつけ始めて貯金をするようになった

・運動をした結果1年で8キロ痩せた

・徹夜をしなくなった

・ご飯を作るようになった

などなど、沢山あるのです。

「結婚や妊娠は大人になったら当たり前にするもの」…最近はそんな価値観も、たくさんの人の声により変化が見え始めてきました。

とはいえ、多くの女性が適齢になれば結婚を望み、子どもを育てたいと思うことも知っています。どっちをとっても幸せそうな人も、不幸そうな人もいる。だからこそ女は迷い、悩むのです。

自分の幸せはまず自分で叶えてあげる。そこから大切な人を幸せにしてあげたいと思うのが健康的です。そのためには、自分の理想を考え、悩み、そしてなるべく早く知識をつけ行動していくことが重要です。

この連載が、そんな悩める皆さんの人生に、ちょっとでも光を差すことができたら嬉しいです。2年半連載を応援していただき、ありがとうございました。

<文・イラスト/おおしまりえ>

【おおしまりえ】

水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。ブログ

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